弁護士に相談する前に考えるたったひとつのこと

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: IMG_0126-rotated.jpg多摩オリエンタル法律事務所には,何等かの「怒り」を抱えて相談に来られる方がかなりいます。それ相応の被害を受けての相談ですから,その怒りはやむを得ない物と受け止めるようにしておりますが,怒りに囚われすぎて法的アドバイスが耳に入らないという方もたまに来られて,それで弁護士としての問題解決のお手伝いができなくなってしまうこともあり,こちらも忸怩たる思いをしているところです。

それは誰でもそうだと思いますが,弁護士であっても,怒りを露わにして隠そうとしない人の相談や依頼は,受けたくないものです。ですから,本当に弁護士に相談する必要があるのであれば,できるだけ事前に冷静になるよう努めた方が良いと思います。

けれども,弁護士に相談しようとされる方は,誰しも,何等かの被害を受けていることは間違いないと思います。それで怒りを抑えて冷静になりましょうと言っても,それは簡単なことではないでしょう。

そこで,弁護士の立場から,このようにしていただけたら相談に応じやすいというのを教えたいと思います。それは,「やられた事」ではなく,「困っている事」を弁護士に伝えるようにすることです。弁護士は,法律相談にあたっては,「この人は何がしたいのだろう?」という事を受け止めようとしています。そこで「やられた事」ばかりを強調されてしまうと,弁護士は慰謝料請求の話をすれば良いのか,再発防止の話をすれば良いのか,それとも加害者との関係改善の話をすれば良いのか,分からなくなります。ですから,弁護士に相談する際には,「何をやられたのか」の整理も大切ですが,それ以上に,いま,「何に困っているのか」を整理していただけたらと思います。

~多摩オリエンタル法律事務所~

多摩センター駅徒歩3分。夜間・休日も対応いたします。債務整理のご相談は無料です。多摩市、稲城市の方からのご相談が多い事務所です。債務整理・離婚・相続・後見等の個人事件や、売掛金回収・倒産等の法人事件の実績多数あります。

多摩オリエンタル法律事務所の当面の執務について

 緊急事態宣言が解除されたことを受け,多摩オリエンタル法律事務所では当面の執務時間を午前10時から午後5時までにすることといたしました。東京ではアラートが発令されておりますが,新たに緊急事態宣言が発令されない限りはこの運用に変更はありません。
 ただし取扱い事件については,当面,①債務整理,②労働事件(コロナ関連問題に限る。),③借地借家事件(コロナ関連問題に限る。)に限定させていただきます。この他の案件につきましては,緊急性が高いとみられるものについては対応も検討しますのでご相談いただけたらと思います。取扱い事件を限定するのは,裁判所において事件の進行を控える運用を継続しており,このような案件でなければ多摩オリエンタル法律事務所で責任ある対応ができないためです。
 

 

コロナ対策について(法的見地から)

 コロナウィルスの流行により,ここ多摩地域でも様々な事業が中止・自粛となっています。コロナウィルスの感染力からすれば,このような対応も「あり得ない」ことではないとは思います。しかし,コロナ感染を予防するために人と接触をしないというのは,人が人を疑う社会を作り出すものであり,私はあまり好ましいことではないと考えます。むしろ「コロナに感染しても大丈夫!」と言えるような社会作りを目指すべきだと思います。
 それはさておき,最近のコロナ自粛ムードに伴い,どのような法律問題が生じるか,原則論にしたがって簡単に考えてみました。以下,元も子もない回答ですが,要するに,こうした問題を解決するには「政府の政策発表を待つしかない。」ということです。 “コロナ対策について(法的見地から)” の続きを読む

見失った自分を取り戻してみませんか?

 うまくいっている人は,多摩オリエンタル法律事務所のような,地域の弁護士事務所にはまず来ません。弁護士に相談するべきことがないからです。法律事務所に来る人は,“やられた人”,“やりたい人”,“やられそうな人”,“やってしまった人”,こんなところでしょうか。 “見失った自分を取り戻してみませんか?” の続きを読む