民事執行法の改正について

裁判で勝っても,相手がどこにどのような財産をもっているか分からないでは,強制執行のしようがありません。ところが,相手がどのような財産をもっているかは,なかなか他人に分かるものではありません。そこで民事執行法は,財産開示手続の制度を規定しています。
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ある刑事被告人の国外逃亡について


 日本の司法は,決して公平ではないと思う。長年弁護士をやってきて,つくづくそう思います。問題の所在を一言でいうと,裁判所が良識で判断していないということです。裁判所が重視するのは,明文の法令と先例だけで,これと少しでも事案が異なると,決して事実や権利を認めてくれません。もっともこれは,日本に限ったことではなく,どこの法治国家にもある共通の問題のようですが。
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前任の弁護士の悪口は言わない方が良いと思います

 法律相談を受けていると,「彼は相手方のために仕事をしているようだった。」と前任の弁護士の批判を聞かされることがあります。しかし,弁護士は,依頼人に多少のクセがあっても,なんとかその依頼人に利益を得させようと努力するものです。その弁護士も,優秀な法曹だったかどうかは別として,彼なりに依頼人のために全力を尽くして活動したはずです。それを全く評価されていないというのは,悲しいことです。
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台風一過

 この連休に列島を襲った台風19号は,ここ多摩地域でも大きな被害を与えたようです。ここで法律家が気になるのは,この被害に基づき,どのような争いが生じるか,ということです。典型的には,隣の家の瓦が風で飛ばされ,自分の家の車を傷つけた,などでしょうか。
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弁護士を介入させた交渉について


弁護士を入れれば,交渉が有利になると思っている相談者がときどきいます。しかし,弁護士が介入すれば交渉が有利になるというのは,まったくありません。それどころか,弁護士を介入させたことによって,交渉がかえってこじれる場合もございます。以下,簡単に説明します。
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破産したいけど迷惑をかけられない人がいる場合

借金が多すぎて返済ができないけれども、親しい人からの借金だけは返したい、そういう相談はないですか。気持ちは分かりますが、法律的には、それはNGです。ただ、私は、違法合法の話と正義不正義の話は関係ないと思っています。そこで、ここでは、もう少し突っ込んで、違法合法の話をしていきましょう。
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保釈の話

 先日,裁判で実刑判決が確定した被告人が,当局の出頭要請に応じず,逃走したという事件がありました。聞けば,保釈中であったとのこと。このようなニュースが報道されると,「安易に保釈を認めるべきではない。」との世論が形成されないか,心配です。

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インターネットサイトの内容と弁護士の個性について

 最近は,弁護士が自分のインターネットサイトを公開するのが当たり前になってきています。インターネットサイトを利用して弁護士を探すものではないとの意見もあるようですが,これは弁護士が社会一般に向けた最初のメッセージですから,ここに弁護士の個性が出ていないはずがありません。そこで,弁護士の視点で,インターネットサイトの内容と,そのHPを公開している弁護士の個性について説明したいと思います。
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書式の改訂について

多摩オリエンタル法律事務所では,現在,法律相談カードその他の事件記録の書式を改訂しています。相談者・依頼人対応の質を向上させるためです。
法律相談カードは,法律相談の内容を保存し,2回目以後相談の参考とするものです。病院でいう,カルテのようなものです。多摩オリエンタル法律事務所では,このほか,打ち合わせメモの書式も作成しております。これらは,法律相談時,打ち合わせ時に,弁護士が,その場で作成するものです。このほか,契約時重要事項説明書や,裁判に出頭した際の期日メモの書式も用意しています。
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