刑事弁護は被害者対応が大事

多摩オリエンタル法律事務所では刑事事件も取扱っています。そのほとんどが自白事件であり,情状弁護(刑罰を軽くするための弁護)が活動の中心となります。

何が被告人にとって良い情状となるでしょうか。反省,家族構成,本人の真面目さ,様々なものが考えられます。中でも重要なのは,被害者対応でしょう。私の経験では,本人の反省は,判決理由で取り上げてはくれますが,それで刑罰が大幅に下がるということはなさそうです。しかし,被害者対応は違います。極端な話,本人の反省が不十分であっても,被害者と示談が成立していれば,それだけで刑期が大きく短縮される印象です。

被害者対応に成功していると,刑罰が大きく下げられるというのは,理由がないことではないと思います。なぜならば,その犯罪でもっとも被害を受けたのが被害者だからであり,その被害者が処罰を望まないところで,被告人に重い刑罰を科す必要はないためです。

したがって,刑事弁護では,被害者対応がきわめて重要です。考えてみれば,犯罪をしたのであれば,被害者に対して誠心誠意を尽くして謝罪していくというのは当然の理です。ですから,多摩オリエンタル法律事務所では,依頼人が自白している刑事弁護事件を受けた時は,被害者にどのような対応ができるかを,最初に考えるようにしています。

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