多摩オリエンタル法律事務所の受任事件内訳(昨年実績)

多摩オリエンタル法律事務所も,今年で開設2年となります。地域の法律事務所として一定の評価をいただいているようであり,昨年1年間に当事務所で受け付けた法律相談件数は,前年の件数の倍を超えました。詳しくは,先月のお知らせのページをご覧ください。

さて,法律相談で「取扱分野は何ですか。」などと聞かれることがよくあります。当事務所で力を入れている分野は,中小企業法務ですが,取扱い分野はこれに限りません。そこで今月は,昨年1年間に受任した事件の内訳について説明したいと思います。

① 債務整理   12件
 債務整理というのは,借金問題について弁護士として介入した事件のことです。破産や民事再生といった法的措置をとった事件もあれば,債権者と話合いで解決した事件もあります。昨年は,中小企業法務の中でも,事業再生の分野に力を入れたためでしょうか,債務整理の受任が12件ともっとも多かったです。

② 一般民事   10件
 損害賠償請求や貸金返還請求,売掛金回収といった,相手方と示談がまとまらなければ裁判所に訴えを提起せざるを得なくなる事件を,当事務所では一般民事事件として分類しています。訴訟案件などとも呼びます。一般にイメージされる民事裁判のようなものを思い浮かべていただければ結構です。

③ 刑事事件    8件
 刑事事件は,国選弁護活動が中心ですが,まれに私選弁護活動も行います。過去には裁判員裁判の刑事弁護も受任したことがあり,刑事事件の処理については他の事務所にひけはとりません。一般には,国選弁護人は私選弁護人よりも手を抜くと言う人もいるようですが,多摩オリエンタル法律事務所は両者を区別せず,必要な最大限の弁護活動を展開することをお約束します。

④ 家事事件    7件
 離婚や相続のような,家庭裁判所での家事調停・審判手続きも予想されるような家事事件については,7件の受任がありました。都心では,普段は上場企業しか相手にせず,家事事件をほとんど取り扱わないという弁護士も多いですが,多摩地域の弁護士ならば,大抵は,家事事件を適正に処理できます。多摩オリエンタル法律事務所も同様です。

⑤ 労働事件    3件
 解雇や賃下げといった,会社と従業員の間の法律問題をめぐる労働事件については,3件の受任をしました。このうち2件は,労働審判事件です。他の事件類型との比較では少ないですが,例えば平成24年度に東京地裁で新受した労働審判の件数が1053件だったことと比較すれば,いかがでしょうか。
 このほか,事件処理とは呼びにくいコンサルティング業務(顧問業務)も手掛けております。多摩オリエンタル法律事務所は,比較的広範囲に取扱分野を設定しておりますので,お気軽にご相談ください。

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