裁判よりも示談が優れている

多摩オリエンタル法律事務所は,このほど,訴訟よりも示談による解決を重視する方針をとることにしました。もちろん,示談交渉よりも訴訟による解決が優れている事例があることは否めません。しかしながら,多くの事例では,裁判官から判決を得るよりも,示談で解決するほうが優れていると思われます。以下,理由を述べます。


1 示談で解決するならば,裁判よりも手っ取り早い。
 何がなんでも裁判で解決することを選択した場合,最終的な解決まで1年以上かかることも珍しくありません。しかし,示談で解決する事案であれば,大方,半年以内で解決します。

2 示談で解決した方が,納得できる。
 裁判で勝訴判決を得たとしても,相手方が開き直れば,強制執行まですることになります。そこで強制執行が可能な財産が見つからなければ,勝訴判決を得ていても,その通りの支払いを得ることができないという事態になります。当事者のフラストレーションはたまるばかりです。これに対して示談による解決の場合,不満は残しつつも,自分で納得して合意をしたんだという思いは残ります。また,示談通りの支払いがあることも期待しやすいです。

3 示談は,納得いかなければ,交渉を継続できる。
 裁判では,裁判官の判断に納得できなくても,判決がくだされてしまいます。世間で思われているほど,裁判官は正しい判決を書きません。なぜならば,証拠がなければ,裁判所は事実を認定してくれないからです。真実かどうかではなく,証拠のあるなしで判断されてしまうのが裁判所で,納得がいく判決を書いてくれる保証はどこにもありません。これに対し示談交渉の場合は,結論に納得がいかなれければ,合意をしなければいいだけの話です。一方的に話し合いがまとまってしまう可能性は,まず,ありません。

4 示談交渉には,代理人に弁護士を!
 もし,当事者同士の示談交渉がうまくいかない場合,是非とも代理人に弁護士を選任してください。法律に精通している弁護士ならば,適切な内容の示談をまとめることが期待できます。裁判実務の経験が深い弁護士ならば,相手方に利害を説明して説得することが期待できます。多くの事件を解決してきた弁護士ならば,当事者双方の思いを解きほぐして,和解に導くことが期待できます。

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