借入の順序を間違えてはいけない

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債務整理の相談が増えてきたように感じます。物価が上がっているわりに収入が増えず,それで借金に頼って家計がまわらなくなったというところでしょうか。あるいは物価上昇で,コロナ禍で借入したものの返済ができなくなったというのもありましょう。

 そこでたまに聞かれるのが「知人,親族からの借入」です。破産をするからには知人や親族からの借入もきちんと処理(直球的に言えば踏み倒し)をしなければいけないのですが,知人や親族にはそのような不義理をしたくないと言って破産に踏み切れなくなる人がたまにいます。どうしてそういうことになってしまうのでしょうか。

 思うにそれは,借入の順番を間違えたからだと思います。お金に困ったとき,普通の人であれば,親や家族,あるいは親密な知人に頭を下げて借金のお願いをすることだと思います。お金の貸し借りというのは,高度な信頼関係がなければできないものです。ですから,中の人がどんな人かも分からない貸金業者から借りるというのは,親戚知人との間でこうした高度な信頼関係がなくなって,はじめて検討するということになります。

 ところが借入の順番を間違っている人は,こういう頭を下げて借入をするというのができなくて,最初に「安直に」貸金業者から借りてしまうのです。そして貸金業者に対する返済ができなくなって,親戚知人から金を借りてその場しのぎをしようとしているのです。

 この判断が,道義的に見て間違っていることは明らかです。なぜならば,貸金業者は利益を求めて金を貸すのに対し,親戚知人はあなたに対する信頼を前提に金を貸しているからです。また,貸金業者は,債務者が破産することもあり得ると想定して高い金利を請求しています。また,一定の場合には担保もとっています。ゆえに,その貸金が踏み倒されても大きな損害は生じません。これに対し,親戚知人であなたが破産することを想定して金を貸してくれる人は少数で,その貸金が踏み倒されると彼らも困窮します。返済に困った時に,貸金業者と親戚知人のどちらを優先するべきかは明白で,貸金業者からの返済のために親戚知人から借金をするというのは愚の骨頂というべきでしょう。

 それでは,破産もやむを得ない場合で,親戚知人からも借金があるという場合はどうしたら良いでしょうか。そうなってしまえば致し方ないので,開き直って頭を下げて謝罪するしかないです。多摩オリエンタル法律事務所では,その謝罪の仕方も指導いたしますので,お困りの時はご相談ください。

債務整理の相談が増えてきたように感じます。物価が上がっているわりに収入が増えず,それで借金に頼って家計がまわらなくなったというところでしょうか。あるいは物価上昇で,コロナ禍で借入したものの返済ができなくなったというのもありましょう。

そこでたまに聞かれるのが「知人,親族からの借入」です。破産をするからには知人や親族からの借入もきちんと処理(直球的に言えば踏み倒し)をしなければいけないのですが,知人や親族にはそのような不義理をしたくないと言って破産に踏み切れなくなる人がたまにいます。どうしてそういうことになってしまうのでしょうか。

思うにそれは,借入の順番を間違えたからだと思います。お金に困ったとき,普通の人であれば,親や家族,あるいは親密な知人に頭を下げて借金のお願いをすることだと思います。お金の貸し借りというのは,高度な信頼関係がなければできないものです。ですから,中の人がどんな人かも分からない貸金業者から借りるというのは,親戚知人との間でこうした高度な信頼関係がなくなって,はじめて検討するということになります。

ところが借入の順番を間違っている人は,こういう頭を下げて借入をするというのができなくて,最初に「安直に」貸金業者から借りてしまうのです。そして貸金業者に対する返済ができなくなって,親戚知人から金を借りてその場しのぎをしようとしているのです。

この判断が,道義的に見て間違っていることは明らかです。なぜならば,貸金業者は利益を求めて金を貸すのに対し,親戚知人はあなたに対する信頼を前提に金を貸しているからです。また,貸金業者は,債務者が破産することもあり得ると想定して高い金利を請求しています。また,一定の場合には担保もとっています。ゆえに,その貸金が踏み倒されても大きな損害は生じません。これに対し,親戚知人であなたが破産することを想定して金を貸してくれる人は少数で,その貸金が踏み倒されると彼らも困窮します。返済に困った時に,貸金業者と親戚知人のどちらを優先するべきかは明白で,貸金業者からの返済のために親戚知人から借金をするというのは愚の骨頂というべきでしょう。

それでは,破産もやむを得ない場合で,親戚知人からも借金があるという場合はどうしたら良いでしょうか。そうなってしまえば致し方ないので,開き直って頭を下げて謝罪するしかないです。多摩オリエンタル法律事務所では,その謝罪の仕方も指導いたしますので,お困りの時はご相談ください。

~多摩オリエンタル法律事務所~

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