• 前任の弁護士の悪口は言わない方が良いと思います

    前任の弁護士の悪口は言わない方が良いと思います 2019-11-05
     法律相談を受けていると,「彼は相手方のために仕事をしているようだった。」と前任の弁護士の批判を聞かされることがあります。しかし,弁護士は,依頼人に多少のクセがあっても,なんとかその依頼人に利益を得させようと努力するものです。その弁護士も,優秀な法曹だったかどうかは別として,彼なりに依頼人のために全力を尽くして活動したはずです。それを全く評価されていないというのは,悲しいことです。 ...
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  • 台風一過

    台風一過 2019-10-15
     この連休に列島を襲った台風19号は,ここ多摩地域でも大きな被害を与えたようです。ここで法律家が気になるのは,この被害に基づき,どのような争いが生じるか,ということです。典型的には,隣の家の瓦が風で飛ばされ,自分の家の車を傷つけた,などでしょうか。   ...
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  • 弁護士を介入させた交渉について

    弁護士を介入させた交渉について 2019-09-11
    弁護士を入れれば,交渉が有利になると思っている相談者がときどきいます。しかし,弁護士が介入すれば交渉が有利になるというのは,まったくありません。それどころか,弁護士を介入させたことによって,交渉がかえってこじれる場合もございます。以下,簡単に説明します。 まず,法律的に見て,不利な条件を提示されているときは,弁護士を介入させれば交渉は有利に転じます。なぜならば,弁護士ならば,それが法的にバランスが取れていないことを,裁判になればきっと勝訴することを,相手方に説明することができるからです。 これに対して,法律的に見て,有利な条件を提示されているときは,弁護士を介入させると,かえって悪い条件になることが多いです。弁護士が介入すると,相手方が警戒し,別の弁護士に相談するなどして,自分がこちらに有利な条件(相手方から見たら不利な条件)を提示していることに気付いてしまうからです。 相手方の提示する条件が,法律的に有利か不利か分からない,グレーゾーンな場合もあります。こういう場合は,弁護士を雇うことも考えられますが,こちらが弁護士を介入させると,相手方も弁護士を介入させてきます。弁護士同士の交渉になると,お互いに引かず,結局「裁判で」という結論になることが多いです。 つまり,弁護士を立てて交渉しても,弁護士はその事案であるべき結論が見えていますから,「なるようにしかならない」ということです。弁護士は,「なるようにしかならない」事案を,依頼人に有利に導くことはできません。もっとも,世の中,「あるべき結論」になっていないケースも多々あります。弁護士の使命は,不公平に向かっている事案を「あるべき結論」に導いていくことです。そこで,交渉が「あるべき結論」に向かっていないと疑われるときは,弁護士に相談してみてください。 ~多摩オリエンタル法律事務所~ 多摩センター駅徒歩3分。夜間・休日も対応いたします。債務整理のご相談は無料です。多摩市、稲城市の方からのご相談が多い事務所です。債務整理・離婚・相続・後見等の個人事件や、売掛金回収・倒産等の法人事件の実績多数あります。
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  • 破産したいけど迷惑をかけられない人がいる場合

    破産したいけど迷惑をかけられない人がいる場合 2019-08-05
    借金が多すぎて返済ができないけれども、親しい人からの借金だけは返したい、そういう相談はないですか。気持ちは分かりますが、法律的には、それはNGです。ただ、私は、違法合法の話と正義不正義の話は関係ないと思っています。そこで、ここでは、もう少し突っ込んで、違法合法の話をしていきましょう。 ...
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  • 保釈の話

    保釈の話 2019-07-10
     先日,裁判で実刑判決が確定した被告人が,当局の出頭要請に応じず,逃走したという事件がありました。聞けば,保釈中であったとのこと。このようなニュースが報道されると,「安易に保釈を認めるべきではない。」との世論が形成されないか,心配です。 ...
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  • インターネットサイトの内容と弁護士の個性について

    インターネットサイトの内容と弁護士の個性について 2019-06-07
     最近は,弁護士が自分のインターネットサイトを公開するのが当たり前になってきています。インターネットサイトを利用して弁護士を探すものではないとの意見もあるようですが,これは弁護士が社会一般に向けた最初のメッセージですから,ここに弁護士の個性が出ていないはずがありません。そこで,弁護士の視点で,インターネットサイトの内容と,そのHPを公開している弁護士の個性について説明したいと思います。 ...
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  • 書式の改訂について

    書式の改訂について 2019-05-13
    多摩オリエンタル法律事務所では,現在,法律相談カードその他の事件記録の書式を改訂しています。相談者・依頼人対応の質を向上させるためです。 法律相談カードは,法律相談の内容を保存し,2回目以後相談の参考とするものです。病院でいう,カルテのようなものです。多摩オリエンタル法律事務所では,このほか,打ち合わせメモの書式も作成しております。これらは,法律相談時,打ち合わせ時に,弁護士が,その場で作成するものです。このほか,契約時重要事項説明書や,裁判に出頭した際の期日メモの書式も用意しています。 ...
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  • システムの改変を検討しています。

    システムの改変を検討しています。 2019-04-12
    多摩オリエンタル法律事務所では,現在,相談者・依頼人対応のシステム改変を検討しています。 まず,法律相談時には,希望があれば,弁護士が作成した法律相談カードの写しをお渡しすることを始めました。法律相談時に作成するもので,簡易な内容にしかならないのですが,弁護士が大切と思うことを書き残すようにしますので,ご参考にしていただけたらと思います。 ...
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  • 保釈と口裏合わせ

    保釈と口裏合わせ 2019-03-08
    某自動車メーカーの前会長が保釈されたというニュースが報道されています。その保釈条件は,住居入り口の監視カメラの設置,メールやインターネットの利用禁止など,厳しいものとされています。多摩オリエンタル法律事務所でも,刑事事件を受任すれば,保釈請求をすることは稀ではありません。しかし,今回のような保釈条件は,聞いたことがありません。証拠隠滅や口裏合わせの防止が目的とされていますが,果たして,そこまでしなければならないものでしょうか。 ...
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  • コンビニエンスストア消費期限改ざんの問題について

    コンビニエンスストア消費期限改ざんの問題について 2019-02-08
    とあるコンビニエンスストアで,店内で調理した商品につき,一部を,消費期限の表示を改ざんして販売していたというニュースが入りました。報道によると,この店舗では,消費期限を7時間延長した改ざんをしていたとのことです。このニュースを聞いて,皆さまは,どのように感じたでしょうか。 ...
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