「これをやっていいですか?」
弁護士にこのような質問をしてくる相談者が多いです。このような質問を受けた弁護士は,それを「やってもかまわないだろう」とは思いつつ,よっぽど簡単な問題でない限り,「やって良いとは言えません」と回答するのではないでしょうか。
それが多くの場合は「やってもかまわない」と思われるにしても,状況によっては「やってはいけない」場合もあるものです。これからの状況を詳細に予測するなども困難ですので,「この場合は適法」,「この場合は違法」などと緻密に説明できるものでもありません。したがって,こうした質問については「それは状況によります」と曖昧な回答ですます弁護士も多いかと思います。
また,「誰も文句は言わない」だろうけれども,厳密に法的に考えれば「違法」という問題もあります。よくあるのは,「借主が夜逃げしてしまった。貸していた部屋に残された物を処分してよいか?」という質問です。権利者の借主が夜逃げしてしまっているので,これをしても「誰も文句は言わない」の典型例です。けれども,貸した本人に無断で部屋の残置物を貸主を処分することは,明らかに違法です。ですから,このような質問をされてしまうと,弁護士は口が裂けても「やってよい」とは回答できないのです。
自分ならば「やっていいですか?」と聞かれたら,「それをやったらどうなるか」を回答し,その上で「やるかどうか」は相談者ご本人に決めていただきます。それが違法か適法かはなかなか判断が難しいとしても,仮に違法だとした場合に,相手は何ができるようになるのか,こちらは比較的容易に判断できるものです。相手方からどれくらい損害賠償請求を受ける可能性があるのか,刑事事件にされるリスクはどれだけ高いのか,こういったことを弁護士としての経験則に基づき回答させていただいております。弁護士は,「それをやって良い」などのお墨付きは出せませんが,質問の仕方を代えれば回答できることもありますので,法律相談の際に工夫してみてはいかがでしょうか。
~多摩オリエンタル法律事務所~
多摩センター駅徒歩3分。夜間・休日も対応いたします。債務整理のご相談は無料です。多摩市、稲城市の方からのご相談が多い事務所です。債務整理・離婚・相続・後見等の個人事件や、売掛金回収・倒産等の法人事件の実績多数あります。


8月5日、日経平均株価が史上最高額の下落幅を記録したそうです。その翌日には急反発があり、しばらく株価が安定しない状況が続きそうです。つい先日まで、株価がどんどん急上昇して、市場は好景気のムードに沸いていたようですが、自分の見方では、その上昇した株価が日本の経済実態を反映しているような体感がありませんでした。このため、実態の無い株価はいつか下落するだろうと見ていたのですが、今回の大暴落は「やはり」といったところです。
インターネットの法律事務所の広告で「絶対に許せない」とのキャッチコピーが用いられていることがあります。このような表現を見ると,同じ弁護士として,悲しくなってしまいます。
日経平均株価が4万円を超えたというので,経済ニュースが盛り上がっております。株価が上がること,それ自体は喜ばしいことなのでしょうが,これに伴い景気も良くなっていると思われる方はどれくらいいるのでしょうか?

新成人を迎えられた方,おめでとうございます。民法上,成人年齢は18歳に引き下げられておりますが(民法第4条),報道によると,自治体が主催する成人式では20歳を主体とするところが多かったようです。

