遺言か生前贈与か

自分の財産を,いつ,誰に,どのように引き継がせるか。自分の相続を考えるとき,私は大きく分けて,2通りの方法があると考えています。ひとつは,遺言であり,もうひとつは,生前贈与です。今回は,この2つの方法のメリットとデメリットを考えてみましょう。 “遺言か生前贈与か” の続きを読む

債務(借金)整理にかかる時間-平均265.9日

調べたところ,多摩オリエンタル法律事務所で,これまでに手掛けた債務整理事件の平均処理日数は,265.9日でした。債務整理は,ぐずぐずしていると,債権者が次々と法的措置をとってくるので,迅速な対応が求められます。債務整理の依頼をする場合は,できるだけ素早く対応してくれそうな法律事務所を選ぶべきだと思います。 “債務(借金)整理にかかる時間-平均265.9日” の続きを読む

遺産分割協議がまとまらないときはどうするか?

自分の遺産をめぐって親族同士で争ってほしいと願っていた故人はいないでしょう。
ですから,遺産分割は,できるだけ話合いで解決してもらいたいものです。
それでも,不幸にして遺産分割がまとまらないと,どうすれば良いでしょうか。 “遺産分割協議がまとまらないときはどうするか?” の続きを読む

社長が死んだら保証債務はどうなるか。会社はどうなるか。

会社の借入について、連帯保証をしている経営者が多いと思います。その経営者が死亡した場合、その保証債務は妻や子などの相続人が引き継ぐことになります。ここで、経営者が十分な資産を残して死亡したのであれば良いのですが、そうでない場合、遺された妻や子は、自己破産せざるを得ないのでしょうか。


答えはNoです。経営者の遺族は、相続放棄によって、破産を免れることができます。ただし、この場合、経営者が所有していた自宅などの不動産や、会社の株式などは手放さなくてはならなくなります。

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どのようなときに成年後見制度を利用するべきか

平成12年にあたらしい成年後見制度がはじまって15年になります。司法統計によると、平成25年度中の後見開始の審判の申立件数は、2万8040件。成年後見制度が始まった年の前年度(平成11年4月から平成12年3月まで)、その申立件数(当時は禁治産宣告の申し立てと呼んでおりました。)が2963件だったそうですから、この15年でおよそ10倍の増加です。これは、国民に成年後見制度が広く周知される一方、その申立てを支援する法律家が爆発的に増えたことによるものでしょう。

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再生・倒産・廃業の相談を弁護士にしましょう

① 2013年の廃業企業は2万8943件
 中小企業白書2014年版に,廃業に関する統計がありましたので,その内容を紹介します。東京商工リサーチの調べによると,2013年度の休廃業・解散件数は,2万8943件で,このうち,倒産件数は,1万0855件でした。 “再生・倒産・廃業の相談を弁護士にしましょう” の続きを読む